アステック 細胞科学研究所

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2014.8.7

細胞のダイナミクス「播種直後の細胞の挙動」

みなさま、こんにちは。

非常に暑く、また局地的な豪雨が目立つ今夏でございますが如何お過ごしでしょうか。

当ラボでは空調が整った環境下で細胞培養を行なっておりますが、それ以外の部屋はなるべく電力を使わないよう心掛けております。

細胞は培養容器の中で増殖を繰り返しますが、やがて容器一面を覆うように数が増えてしまいます。

こうなる前に新しい培養容器へ播種しなおします(継代培養)。

細胞には培養容器底面に広がるように張り付く「接着系」と、広がらずに球状を保つ「浮遊系」の二つに大別されます。

当ラボではどちらの細胞も有しておりますが、接着系の細胞を新しい培養容器に播種した時の様子を御紹介します。

C2C12(筋肉の細胞)、NG108-15(神経の細胞)の二種類を新しい培養容器に播種して1時間後、培養細胞モニタリング装置CCM-1.4IIにて明視野観察を行なってみました。

 

 

動画の左に示すC2C12ではすでにいくつかの細胞が容器底面に伸展しており、凝集していた細胞塊もやがてほぐれて、容器底面に伸展していく様子が確認されます。後述しますNG108-15と比べますと接着は素早く起こるようです。しかし、細胞の動きはあまり活発ではありません。

 

動画の右に示すNG108-15では観察開始1時間ほど経過して容器底面に接着します。

この時、NG108-15は接着したと同時に、容器底面をあちらこちらへ移動するようになります。この細胞移動は、突起状の構造を作ったり、細胞辺縁を波立たせたりしながら、なんとも落ち着きのない活発な動きをしていることがわかります。

細胞の種類によって、こんなにも違いが出ることをモニタリング装置CCMを通じて知ることができます。

 

弊社では培養細胞のモニタリングの受託サービスはもちろんのこと、動画のような編集作業(2つの動画を同じ画面に表示など)も可能でございます。

みなさまの中で、こんな細胞を見てみたい!サプリメントを加えたらどうなるだろう??といった要望がございましたら、どうぞお気軽にお問い合わせくださいませ。

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